「シードルの本場」行ってみた その4

「シードルの本場」行ってみた その4

 

投稿日:10月 1日

更新日:11月13日(リンク更新)

 

こんにちは。
シードル工房準備室の渡部です。

A-FACTORYでも

続々と今年の新リンゴが入荷しています!

新しいリンゴで作る令和初のシードルを

考えると、ワクワクしますね。

ヌーボーは12月くらいかな~。

 

さて、今回からは、フランスの

ノルマンディー地方の醸造所「デュポン」について

書きますよ♪

 

今までの記事はこちらです。
「シードルの本場」行ってみた その1 ロンドン市内
「シードルの本場」行ってみた その2 Cider Museum

「シードルの本場」行ってみた その3 工場見学

番外編「アップルブランデーの本場」行ってみた その1

番外編「アップルブランデーの本場」行ってみた その2

「当社のシードルの作り方」が知りたい方

 

■目次

1.醸造所 行ってみた

2.リンゴづくり

3.搾汁(ジュースへ)

4.醸造

5.シードル試飲

 

1.醸造所 行ってみた

シードル醸造の

もっとコアな内容を聞きに

ノルマンディー地方の醸造所に♪

 

素敵な門がお出迎え♪

お邪魔しまーす。

 

芝がきれいに刈られています。

池もあって、のどかー。

ノルマンディー地方の

シードル醸造所

「ドメーヌ・デュポン」にお邪魔しました!

ここで、シードルの醸造について

詳しいお話をお聞きします。

2.リンゴづくり

自社のリンゴ場だけが広がります。

気持ちよい風が通り抜けます。

リンゴが落ちても

芝がクッションがわりになるんだそうですよ。

おもしろーい。

 

日照のため、

木の間隔を多めにしており、

また減農薬にこだわっていて、

栽培されているリンゴは4種類。

もっと多い種類を栽培していたが、

ブレンドを繰り返し、

この4種に行きついたんだそうです。

 

3.搾汁(ジュースへ)

このジューサーで絞られます。

ポイントは、圧をあまりかけずに

アロマを出すことだそうです。

コールドプレスに近い考えですよね。

そして、すぐに0度近くまで一気に冷やして、

地下パイプを通ってタンクへ!

(風景はのどかなのに、ここは最新式!)

 

4.醸造

ここからは、醸造の様子を

醸造長から詳しくお聞きします。

こちらの醸造長は、

以前は、

ボルドーでワイン造りをやっていた

ということです。

 

オリをどう取り除くか

1次発酵や

2次発酵、酵母に関してなど

意見交換が続きます。

 

外見はクラシカルな建物の中は

最新式!!

 

こちらの醸造長は、いかにアロマをだすか

ということにこだわっています。

その方法についても

色々話をしました。

私たちもアロマ大事にしたいです!

 

醸造長は、

「シードルをワインと

肩を並べる飲み物としたい!」

という熱い想いでシードルを作っているとのこと。

「美味しいシードルを作りたい!」

という想いは国を超えても同じです!

意見交換後は、

私たちの工房長と肩を組んで

記念撮影!

今回の意見交換の中身を

今後のシードル造りに活かしますよ!

 

こちらでは、カルヴァドスも作っています。

大きい玉ねぎが印象的!な

蒸留機です。

基本は私たちの蒸留機と一緒ですね。

蒸留後は、

もちろん、オーク樽で熟成中です。

5.シードル試飲

お待ちかねの試飲もしますよ。

おもしろかったのは、

「シャンパンをイメージしたシードル」

(瓶内2次発酵だそうです)

「ビールをイメージしたシードル」

といったものがあり、

それぞれ、きめ細やかな泡感だったり、

渋みや苦みを効かせた味わいだったりと

醸造家のこだわりを感じました。

試飲して楽しかったですよ。

(毎回楽しいですけどね)

試飲させてもらった建物は

フランスらしいかわいらしいたたずまい

りんごジャムなんかもあって楽しいですよ。

 

日本でもデュポンのシードルは買えるとのこと。

見つけたら、買ってみてはいかがでしょう!

 

次回もノルマンディー地方の醸造所を巡りますよ!